こんにちは、ACTIBASEのしょーまです。
ようやくACTIBASEのバックパックが完成いたしました。その名も「I.D.backpack」
今回はそのI.D.backpackについて詳しくご説明いたします!
目次
本当に使いやすいバックパックを求めて
僕は元々アウトドアのギアが大好きで、大手メーカーのバッグもUL(ウルトラライト)バックパックも海外でしか売っていないバックパックも買い付けて、今まで沢山のバックパックを使ってきました。
どれも完成度の高い素晴らしいバックパックですが、自分たちが本当に満足できるバックパックに出会うことはできませんでした。なので日本中の山々を回りながら、自分達にとって本当に使いやすいバックパックってなんだろうと考え始めたのがこのバックパック作成のキッカケです。
容量によって調節できるからメインのポケットはロールトップ式がいいな。でも毎回クルクルするのって手間だよな。吹き流しの部分がどうしても長くなってしまうから下の方に入れたものってすごく取りづらいな。バックパックそのものはやっぱり軽いほうがいいな。濡れたウェアやテントのフライとか、汚れたモノを気軽に入れられる外のポケットがあったらいいな。なるべくシンプルなデザインがいいな。。。。
などなど、ずっとバッグのことを考えているバックパック研究員でバックパックオタク。
もちろん自分のバックパックだけでなく、登山仲間やすれ違った人がどんなバックパックを使っていてどこが良くてどこがいまいちなのかヒアリングしながら、このバッグはもっとこうだったら良いのにね、とか、ここは良いよねとかみんなも巻き込んで話したりしていました。
そして自分たちに本当に必要な機能を詰め込んでできたのがI.D.backpackなのです。
日帰りからテント泊まで幅広く使えるバックパック
僕たちは日本百名山の制覇を目標にしていた為、日本百名山を快適に歩けるバックパックを作ろうと決めました。
日帰りはもちろん、小屋泊にもウルトラライトのテント泊にも対応できる約30Lです。
日帰りだけならもう少し小さいバックパックでも十分なのですが、せっかく登山を始めたのなら、日帰りだけでなく小屋に泊まったり、テント泊も楽しんで欲しい。これ一つあれば小屋泊やテント泊まで行けるという汎用性の高いバックパックにしました。
ステップが上がるたびに新しいバックパックを揃えていくのも楽しいですが、他のギアも沢山欲しいものがあるはずなのでまずはこのバックパックを買えば幅広く対応できるように。30Lは小屋泊をするには十分なサイズ設定だし、コンパクトで軽量なギアを集めればテント泊も可能です。
なのでこのI.D backpackがあれば日本百名山を気持ちよく歩ける。そんなバックパックを作ろうと決めたのです。
I.D.と名付けた所以
実はバックパックを作るにあたって、上記以外にもう一つ想いがありました。
それがI.D.という名前にもつながるのですが、、、
「自分らしさを表現できること」です。
あの人と同じものがいい。みんなと同じがいい。ってすごく勿体無いなと思っています。
だってみんなそれぞれ好きな色とか、好きなモノとか価値観とかあるはずで、その多種多様な個性をもっと表現できる世界がいいなと。
好きなものを好きと言えて、好きな色をまとえる世界。
同調とか協調性とか集団とか、歳を重ねるにつれて段々と個性って隠れていってしまうんですけど、山って自由なので、人の目とか他人がどうとか一旦忘れて、その人の個性を存分に表現できるギアが作りたいなと思っていたんです。
それを登山者の顔であるバックパックで表現できるようにしました。
好きな色を組み合わせる自分だけのバックパック
I.D.backpackはフロントの左右の生地色を自分の好きな色で組み合わせることができます。そう、カスタムバックパック。
細かいパーツの色ではなくて、このバックパックのカスタムはバックパックのメインであるフロントの生地の色と縦にザクっと入っているファスナーの色が選べます。なので色によってすごく印象がすごく変わる。
感じたままに組み合わせて、自分で作ったバックパックで大好きな山に行く。そして色んな人の好きな色が溢れる山って素敵じゃないですか?
機能
ここまで書いてきたことを踏まえて作り上げたI.D.backpack。
実際にどんな機能があるのかご紹介いたします。
フロントジッパー
I.D.のフロントには大きなジッパーが付いています。なので、ザックの下の方に詰めたものもすぐに取り出せるんです。そして脱いだ服などもすぐにしまえる。
とにかくパッキングが楽になるのと物の出し入れが圧倒的にスムーズになります。
ロールトップ式のバックパックだとバックパックそのものがかなり長くなってしまうので、下に入れたものを取り出すのに全てを一度出さなければいけなかったり、どこに入っているか見えなかったり一苦労します。だからこのフロントジッパーはどうしても外せない仕様の一つでした。
そしてこれを一度使うとフロントにファスナーがないバックパックにはもう戻れません。
大きなフロントメッシュポケット
濡れていたり汚れているものをバックパック本体の中に入れるのに抵抗がありました。なのでどうしても欲しかった大きなメッシュポケットを付けました。メッシュポケットはかなり大きくしているのでレインウェアやテントのフライなど濡れたものをそのまま突っ込めます。
普段は飲み物や帽子や行動食など出し入れする頻度が高いものたちを入れています。
リフレクター素材
フロントには光が当たると反射する素材を使っています。これにより暗闇での視認性も上がるので、ナイトハイクする方や街で自転車に乗る方、夜の歩きでも安全性が上がります。
あとリフレクターってカッコ良いですよね。暗闇の中で光る存在感というか、、。
泊まりで山に入ると早朝から行動したり暗闇で行動するシーンがあるのですが、その時にヘッドライトに反射して光るリフレクターがなんだかとても良いのです。
ロールトップ
バックパック上部の開口部はロールトップ式を採用しています。なので容量に合わせて調節できます。ただ、毎回くるくるするは大変なので、簡単な出し入れはフロントファスナーを使うと良いです。
フロントファスナーとロールトップの組み合わせは最強だと思ってます。
高い拡張性
ロールトップ部分の調節だけでなくコンプレッションコードなどによりさらに多くの荷物を運ぶことが可能です。
トレッキングポール2本装着
ピッケル装着
クローズドセルとポール1本装着
ヘルメットも装着可能です。
背面
ハイドレーション
背面パッド
薄くて軽量な背面パッドを入れています。雪山などで敷物などとして使えるように着脱可能にしました。
ウエストベルト
ウエストベルトがなくとも8kg程度までの重量なら充分快適に背負えるようデザインしていますが、ファストパッキングなどで走ることを想定される場合、ブレ防止のため付属品のヒップベルトを装着できます(腰荷重のためのベルトではありません)。
サイズ展開
小柄な方も大柄な方もI.D.backpackを快適に背負っていただけるようMとLの2種類のサイズをご用意しております。
背面の長さとショルダーがLの方が長くなっておます。
大まかな目安として身長175cm以上の方はLサイズがおすすめですが、身長170cmでLがジャストサイズな方もいらっしゃいます。可能であれば試着してからのご購入をお薦めします。
・背面M 約45.5 cm
・背面L 約50 cm
素材
I.D.backpackのメインの生地には耐裂性、耐久性に優れ、防水性もあるX-Pac VX21を使用しています。(オプションでダイニーマも選択可能です。)
※止水ファスナーや防水生地など防水性を持った素材を使用していますが縫い目から水が入ってくるのでこのバックパックに防水性能はありません。中の荷物が濡れないように防水のパックライナーやジップ付きビニール袋を使って個別に荷物をまとめていただくことを推奨しております。ザックカバーも有効ではありますが、完全防水とまではいきませんので、まずは個別に防水を行ってからザックカバーを使うことを推奨しています。
製品ケアについて
- 洗濯機は使用せずに手洗いしてください。
- 洗濯は製品が浸る程度のぬるま湯に中性洗剤を適量入れ行ってください。
- 柔軟剤、漂白剤は使用しないでください。
- 洗濯はジッパーを開けパッドなど取り外し可能な部品を外して行ってください。
- 汚れが目立つ箇所は洗濯専用ブラシや柔らかいスポンジなどで部分的に洗ってください。
- 洗剤が残らないようすすぎは十分に行ってください。
- 洗濯後はタオルなどの柔らかい布で水分を拭き取りバックパックの口を下に向け陰干ししてください。
- 風通しが良く直射日光の当たらない場所で保管してください。
- アイロンは使用しないでください。
- パッドは優しく手洗いしてよくすすいだ後、水分を拭き取り陰干ししてください。
自分だけのバックパックで山へ
バックパックの研究をしながら山でテストを行い、本当に必要な機能を詰め込んでようやく完成した「I.D.backpack」は生地のカスタムによってあなただけのバックパックとなります。
これ一つで日帰りはもちろん小屋泊もテント泊にも対応できる。街や旅行などでも使いやすいので是非色んなところに連れていってください。
[販売について]
ACTIBASEのyoutubeやInstagramで受注及び販売しております。
イベントや販売会の詳細情報をお待ちください。
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しょーま
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