あの山形の名店が目黒に新店オープン『OUTDOOR SHOP DECEMBER』オーナー菊地さんを突撃取材してきました!

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こんにちは、アウトドアマンのしょーま(@shoma_act)です。

アウトドアマン100人インタビュー企画第2弾は『OUTDOOR SHOP DECEMBER』のオーナー菊地大二郎さん。

日本全国のキャンパーに愛される山形のアウトドアショップの名店『OUTDOOR SHOP DECEMBER』がついに東京・目黒に支店をオープンしたと聞いてさっそくオーナーの菊地さんに突撃取材。

このお店についてやアウトドアマンとして生きる菊地さんの生き方などをお伺いしてきました!

OUTDOOR SHOP DECEMBERオーナーの菊地大二郎さん

オーナー菊池さんの経緯『OUTDOOR SHOP DECEMBER』を開くまで

2018年10月にオープンしたOUTDOOR SHOP DECEMBER 目黒店

ーーー早速ですがキャンプなどアウトドアはいつ頃からされているんですか?

物心ついた頃からアウトドア遊びはしていました。小学生くらいの時には子供だけでキャンプに行ったりして今と変わらないようなレベルで遊んましたね。ボーイスカウトとかもやってました。基本的には釣りがメインで、キャンプは釣りやカヌーなど他の遊びとくっつけてすることが多いです。

ーーー小学生の時から今と変わらないレベルってすごい!釣りも長くやっているんですね。

小学生の頃に隣の家のおじさんがアウトドア好きだったので連れてってもらって渓流釣りを始めました。それから継続的に高校や大学でもボーイスカウトの仲間や一人で自転車で山に登ったり日常的にキャンプに行ってたんです。

冬登るのが好きで高校の時は毎年決まった山に冬の夜に登っていました。普通には夜は外へでれないけど山だったら夜でも親に許されたので。

ーーー学生の頃からアウトドアマンだったのですね。その後のお仕事は何をされていたんですか?

大学では彫刻を専攻していて、大学卒業後は35歳で東北に戻ると決めて、東京で芸術家を目指してました。その時はアウトドアを封印。ずっとフリーターで一度も就職せず、バイトやフリーランスとして内装や家具デザインなどの仕事を受け持って生活していました。

ーーーえっ、芸術家を目指していたんですかっ!

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でも少し生活に余裕ができた30歳位でアウトドアを復活したら、楽しさを思い出して、あっちこっち行って釣りやキャンプをするようになったんですよね。この生活なら遊べる環境が身近な方がいい。どうせ東北に戻ると決めていたので35歳で戻っても、30歳の今戻っても一緒だなと思って東北に戻ったんです。東北に帰ってきてからは週に3-4日釣りに行くような生活をしていました。

人気アイテムの一つ。オリジナルブランド『DAIS(ダイス)』のユーティリティキッチンロールケース。

ーーーそして山形に戻って『OUTDOOR SHOP DECEMBER』を開いたんですか?

いえ、その時はもともと料理が好きで飲食にも興味があったので飲食店を開きました。ただ物作りもやりたい思っていたので、飲食店は2年で誰かに店を譲ろうと決めて始めたんです。

ーーー飲食店も経営していたんですね。

2年後に店長にお店を任せて、アウトドアショップと喫茶店が併設したお店をやろうともう1店舗喫茶店を開きました。喫茶店からスタートして、その1年後にアウトドアショップをオープンしたんです。

最初は私物や一般的なアウトドア用品を置いていましたが、自分で作ったものを置きたかったので徐々に増やしていって。物作りの体制が整ってきて妻が縫製できるので飲食をやめて工房にしました。

OUTDOOR SHOP DECEMBER 目黒店の店内

ーーー芸術家としての道、飲食店経営、そしてアウトドアショップ。自分の「好き」や「やりたいこと」を追求していった結果、アウトドアショップ『OUTDOOR SHOP DECEMBER』が誕生したんですね。ちなみにお店の名前の由来は?

冬が季節の中で一番好きで冬といえば12月。僕自身が12月生まれなのでディッセンバーにしました。

ーーー2号店となる目黒店もオープンしましたが今後は?

前から東京でもお店をやりたいと思っていたので今回目黒店をオープンしましたが、将来的にはもっとフィールドの近い山の中にもお店を作って、周辺でキャンプできたりする場所を作りたいと思っています。

DECEMBERオーナー菊地さんのアウトドアを仕事にするということ

ーーー好きなことを仕事にしてみていかがですか?

趣味を仕事にするとつまらなくなるって言いますけど私はそうは思わないです。趣味でやっているよりも仕事でやっている方が楽しい。本気度が違うので物事に対して本気で取り込めるんですよね。仕事にしてよかったと思うし、自分自身が楽しまないとお客さんも楽しくないと思うんです。

ーーー仕事する上での原動力は何でしょうか?

原動力は『好き』ということですね。今までもとりあえず”やってみよう”という精神でやってきました。アウトドアショップも経営しているし飲食店もしていたので「自分で○○やりたいんですけど」みたいな相談を受けることもありますが、やりたいけどどうしよう?失敗したらどうしよう?と悩んでいるのではなくてやると決めたらやるべきことを淡々とやるだけですね。

ーーーそうですね、やると決めたらやる。その覚悟と行動が何よりも大事ですよね。物作りのへのこだわりなどもありましたら教えてください

”シンプル”というのがキーワードですね。装飾的なデザインはせず意味があるデザインにこだわりたい。実際に使うシーンをイメージして作ってます。

オリジナルブランド『DAIS(ダイス)』のTea Table(ティーテーブル)。シンプルなデザインでマグネットを使った折りたたみ式。

この磁石を使った折りたたみのテーブルもそうですが、誰もがこだわる部分にこだわるのは当たり前で、出番が少なくても「自然の中でコーヒーを飲む」というなにげない自分の時間を大切にしたいという想いもありますね。

オリジナルブランド『CUCUCHI(ククチ)』のタープフラッグ

ーーーなるほど、”無駄なものを省く”とか”なにげない時間を大切にする”ことって、アウトドアの醍醐味と通じるところがあるように感じます。ブランドの名前などはどのように決めましたか?

オリジナルブランドの「CUCUCHI(ククチ)」は僕の名字の「菊地(キクチ)」から「DAIS(ダイス)」は、名前の「大二郎」から「ダイ」をとりました。ロゴマークは雪の結晶ではなく漢字の「大」が並んでいるんです。グラフィックデザインもできるので自分でロゴも作りました。

『OUTDOOR SHOP DECEMBER 』オーナー菊地さんの取材を終えて

『OUTDOOR SHOP DECEMBER 』オーナー菊地さん、温かくて優しくて本当にいい方でした。アウトドアを楽しみ、自身のアウトドアショップを経営している菊地さんの生き方はまさにアウトドアマンのバイブルとも言えるようなもの。

今回の取材でおっしゃっていた“淡々とやるべきことをやる”というフレーズが心に響きました。シンプルで当たり前のことですが、これをできる人って少ない。「お金のこともあるし、仕事もあるし。どうしよう」とかできない理由ばかり考えるのではなくて、実際に体を動かして一つずつやるべきことをやっていくその積み重ねが結果につながるということですね。

リピーターの多いディッセンバーは店内に並ぶ商品だけでなく、菊地さんの人柄にファンとなってくる方も多いんだろうなと感じました。他にはないアウトドアギアが並ぶ、温かみのあるショップ『OUTDOOR SHOP DECEMBER 』。是非一度訪れてみてください。

OUTDOOR SHOP DECEMBER 目黒 (アウトドアショップ ディッセンバー 目黒)
営業時間:12:00〜20:00 (土日祝は11:00〜19:00)
定休日:月曜日および第2第4火曜日
住所:〒153-0063 東京都目黒区目黒4丁目10−4
電話番号:03-6451-2917
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しょーま

ACTIBASE代表。年間80日山にいる男。日本百名山登覇。成蹊大学卒業後、山にハマり過ぎて2年間務めた会社を退職&ACTIBASE設立。1000人の若者登山コミニティを運営。アウトドアブランド『仙』を立ち上げデザイナーとして活動中。2017年に自伝を出す。




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ABOUTこの記事をかいた人

ACTIBASE代表。年間80日山にいる男。日本百名山登覇。成蹊大学卒業後、山にハマり過ぎて2年間務めた会社を退職&ACTIBASE設立。1000人の若者登山コミニティを運営。アウトドアブランド『仙』を立ち上げデザイナーとして活動中。2017年に自伝を出す。