こんにちは、ACTIBASEのしょーま(@shoma_act)です。
今日は僕たちのモノづくりについて少しお話しさせていただきたいと思います。
僕たちはアウトドアと和をコンセプトとしたアウトドアブランド『仙』を2018年に立ち上げました。モノがありふれている世の中で新たなブランドを立ち上げたのです。
どうしてそれをやるに至ったか、どんな思いでやっているのかを踏まえて皆様にお伝えしようかと思います。
目次
アウトドアブランドって腐る程有る
ノースフェイス、パタゴニア、モンベル、アークテリクス、、、
今や挙げればきりがないほどのアウトドアブランドがある。
この各ブランドが、それぞれ違った信念を持って、何らかの課題感を持って、アウトドア製品のモノづくりに今日も励んでいる。
これらのブランドたちは、毎年、春夏と秋冬の年に二回、製品を出し続けている。
毎年、数多くのブランドから数多くの製品が生まれているのだ。
この世に新たに生まれてくる製品たちは、技術を駆使して生み出されたハイスペックなものばかり。
そんな素晴らしい製品たちのおかげで、僕たち登山者は今日も快適に登山が出来ている。
ハイスペックなものが溢れている中で、
長年の経験や知恵を搾り出しながら最先端の技術を用いた製品が他から生み出されている中で、
製品づくりの素人である僕たちはものづくりを始めた。
ブランドを始めた大きなキッカケ
キッカケ①自分の好きなもの
僕がオシャレとかオシャレじゃないとかは置いておいて、服が好きでファッションが好きだった。大学生の時には大学の近くに古着屋さんがいっぱいあったので毎日通っていた。古着屋でアルバイトもした。
そして僕は服と同じく旅が好きだった。まだ見ぬ景色、新たな価値観、異文化、非日常体験、そんなものを求めて国内外問わず一人でも友達とも旅行をしまくっていた。大学卒業後にはもっと身近に新たな景色を見たり新たな体験ができる山にハマっていった。そして毎週登山に行くほどアウトドアも好きになった。
だから、アウトドアのブランドを作ろうと思って勤めていた会社を辞めた。
僕は、自分の好きな、服と、アウトドアで生きていくと決めた。
とはいえ、他のブランドと同じような素材を使って同じようなものを作っても意味がないと思っていたので、
生み出すブランドでは意味のあることをしたい、とどんなブランドにするか必死に考えていた。
キッカケ②SUUQとの出会い
ある日、渋谷のロフトで一つのブランドが目に留まった。
それはSUUQ(スーク)というブランドで周りに置いてあるどんなブランドの商品よりも僕には圧倒的にカッコ良く見えた。
そして僕を驚かせたのはその見た目だけでなく、和紙を使ったプロダクトだということ。
和紙ってその名の通り紙である。でもSUUQが使っている素材は和紙にラミネートがされていて強度も増して水に濡れても問題ないようになっている。和紙の質感を残しながら、和紙を新しい形で使えるようにアップデートしているのだった。
これには本当に衝撃を受けた。僕が知らなかっただけかもしれないし、ラミネートすれば水に強く丈夫になるってわかるけど、自分の中の和紙に対する概念が上書きされた。
感動したんだ。
その時の僕は意味のあるブランドを作ろうと思う中で漠然と、日本とアウトドアを掛け合わせたプロダクトを作ろうと思っていたが、アウトドアとなると機能的な水準も上がるので使える素材が中々なくて思ったように進めなかった。
だからこそ、この商品には強く衝撃をうけたし、この素材を使ってアウトドアプロダクトを作ってみたいと強く思った。
そして僕たちは仙を立ち上げた
SUUQを運営している会社に直接連絡を取り、代表の方とお会いした。懐が広くとても親切な方々で僕たちの話を親身に聞いてくれて理解してくれて協力してくれることになった。
「和紙を、日常の中で味わい、持ち歩く」これはSUUQが提案した新しい価値であり新しいライフスタイル。
これを踏まえた上で僕たちは、
「アウトドアを通じて”和”を日本人に、そして世界に、発信していく。」
そう心に決めた。
技術の進歩や国際化によって、日本の伝統とか文化とかそういったあらゆる産業が衰退していく中で僕たちにはまだまだできることがあるし、SUUQに出会って僕らが感じた”和のカッコ良さ”と”無限大の可能性”を日本人に、そして世界の人々に届けたい。そう思ったのだ。
『仙』で実現したいこと
消費ではないモノの買い方
モノがありふれている世の中だからこそ、技術革新により機械化が進むからこそ、”自分が何を身につけるか”は大事なテーマだ。
安いものでも高いものでもどんな服を着ても生きてはいけるし不自由なく暮らせると思う。
流行り物を買って、飽きたら売って、また新しいものを買う。
そんな消費のスタイルが好きな人もいるだろう。。
でもその消費の繰り返しに意味はあるのか改めて考えてほしい。
人生で自分が何をすべきか、どんなテーマで生きるか、自分の大切なものは何か。
よく考えて自分が本当にいいと思うものを、自分が価値があると思うものを持つべきだと僕は思う。それが僕にとって和であり、アウトドアであり、仙だったのだ。
仙の使命
日本の伝統工芸とか文化が素晴らしいなと思っている人は少なくもいるはず。でも伝統品であっても伝統的な文化であっても社会に必要とされなければ浸透しない。自分たちがそれが好きとか、それを残したいという思いだけでは足りないんだ。
だからこそアウトドアという視点から和をアップデートして新しい価値を提案する。毎週登山している僕たちが日常そしてアウトドアシーンで必要だと思える和を提案していく。
それこそが和の文化、そしてアウトドアに惚れ込んだ僕と仙の使命です。
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しょーま
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