こんにちは、毎週登山やキャンプをしている生粋のアウトドア好きのしょーま(@shoma_act)です。
そんな私がアウトドアをする際に欠かせないのが、クッカー・コッヘル。山でもキャンプでもお昼ご飯を食べたり、コーヒーを飲んだりするわけなんですよね。お湯を沸かしたり料理をするときにはクッカーが必要なのです。
今日はみなさんにクッカーの選び方をご紹介します。
まだバーナー(ストーブ)もクッカーも持ってないけど早く買いたい!という方はこちらのセットがオススメです!
目次
旅やアウトドアを充実させるクッカー・コッヘルとは
『クッカー』『コッヘル』と言われてどんなものかイメージが湧かなかった方もいるかと思います。
みなさん子供の頃に飯盒(はんごう)はしたことありますよね。それがクッカー・コッヘルです。
ここで言う『クッカー』とは、登山やアウトドアに用いる調理器具のことです。
一口にクッカーと言っても様々な種類があり、選ぶ上で考慮する要素がたくさんあります。
- 重量
- 価格
- 熱伝導率
- 素材
- デザイン
- 汎用性 などなど。
これらの要素を踏まえて、自分の使い方に合わせたクッカー・コッヘル選びをしましょう。クッカーにも様々な種類があるので、この記事であなたにあったクッカー・コッヘルの選び方を紹介します。
クッカー・コッヘルの選び方①素材で選ぶ
クッカー・コッヘルに使用されている素材はチタン、アルミ、ステンレスと大きく分けて3つです。
チタン
- 高価ですが丈夫で錆びにくく、他の素材よりも長持ちする素材です。
- 持ってみると分かりますが、びっくりするほど軽いものが多い。
- 熱伝導率が低いので、凝った料理をしたい方には適しません。
ラーメンやコーヒーなどシンプルにお湯を沸かして出来上がるもので十分な方向けです。
アルミ
- 熱伝導率が高いので、炒め物や煮込み料理をしたい方にオススメの素材。
- 熱しやすく冷めやすい。外の気温の影響を受けやすいです。
- 暖かいところでは最速でお湯が沸きますが、寒いところではなかなか暖まらない。
- チタンと比べるとは少し重いですが基本的に軽く出来ています。
- 錆びやすく、変形しやすいので使用時は注意が必要です。
ステンレス
- クッカーの素材の中では一番重い素材なので軽さ重視の方には向きません。
- 錆びにくく、傷つきにくいので丈夫です。
- 光沢があるので綺麗です。
- 比較的安価なので、クッカーにお金かけたくない方にはオススメです。
それぞれの簡単に表で特徴をまとめました。
素材 | チタン | アルミ | ステンレス |
◯ |
|
|
|
× |
|
|
|
これを見て分かる通り、それぞれの素材で一長一短ですね。
クッカー・コッヘルの選び方②サイズ
クッカーを選ぶ際にポイントとなるのがサイズです。
クッカーには大小様々なサイズがあります。大きすぎても登山や旅の最中に重くなってしまうし、逆に小さすぎると料理をするときに不便だったりします。一緒に食べる人数や自分が作りたい料理に会わせて、クッカーを選びましょう。
1人、2人の場合
お湯だけ沸かせればいい人
少人数で料理はせずカップラーメンやコーヒーなどのお湯を沸かせればそれでいいという方には、円柱浅型のクッカーがオススメです。クッカーの中にガス管やバーナーを収納できるこの形は、収納性が抜群なのです。クッカーの容量としては600ml〜1000mlくらいで充分。お湯一回の沸騰で、インスタントラーメン2人分、コーヒー3人分はできます。
料理を楽しみたい人
少人数の料理には四角型のクッカーがオススメ。四角型は角があるので沸かしたお湯などが注ぎやすく、2人で使う場合には重宝します。1人が四角型で料理してもう1人が円柱浅型でお湯を沸かすなどのコンビネーション技もいいですね。
3人以上で使う場合
円柱浅型の大きめ鍋がオススメです。この形は複数人でのバーベキューやキャンプをするときに役に立つ事間違いなし。煮込み料理などを大量に作りたいときなど使えます。みんなで一緒に料理ってテンション上がりますよね!サイズを選ぶときは、人数×700mlを目安に選びましょう。
クッカー・コッヘルの選び方③形
底の形が四角いもの(四角柱)と丸いもの(円柱)のものがあります。
また円柱の中で、高さが浅いもの(浅型)と深いもの(深型)に分かれます。
- 調理をしたい ⇨四角、円柱浅型
- お湯だけ沸かせれば良い ⇨円柱深型
- 大人数で調理したい ⇨円柱浅型
それぞれのメリット・デメリットは下記の通り。
素材 | 四角 | 円柱浅型 | 円柱深型 |
◯ |
|
|
|
× |
|
|
|
四角柱の形
- 四角型は角があるので、お湯が注ぎやすいのがありがたい。
- 大きさが合えば四角いカップラーメンをそのまま入れて茹でることができます。
- また蓋も同じく四角なので、少しずらして熱を調節することが簡単で吹きこぼれにくいです。
- 長時間の煮込み料理などはこれが便利です。
あまり大きいサイズがないので少人数の登山や旅で料理も楽しみたいという方にオススメ。
円柱浅型
- 安定感があるので、バーナーから落っこちにくい。
- 底が広いので熱の通りが良く、炒め物など調理がしやすい。
- またサイズに関しても大中小一番ラインナップの多いのがこの型です。
- 一方で丸型で底が広いので、バックパックへの収納性は低いです。
円柱深型
- ガスカートリッジやバーナーを内部に収納することができるため携帯性に優れています。
- また縦長なので、バックパックへの収納性もGoodです!
- そして蓋を皿やフライパンの代わりに使用できるモデルが多いです。飲みにくいですが、僕の場合はコップとしても使っていました。
- 一方でデメリットは、縦長であり口が狭いため調理がしにくく、食べにくいです。
- そして縦長であるため、熱が全体に伝わりにくいです。
クッカー・コッヘルのコーテイングについて
クッカーを選ぶときにコーティングまで考慮して選ぶ人は少ないかと思いますが、この表面加工によってクッカーの性能が向上されているのも事実です。逆に言えば、このような加工がされていない安価なクッカーを買ってしまうと焦げ付いたり、壊れたりしてすぐにダメになってしまいます。
代表的な加工を簡単にまとめました。
- アルマイト加工⇨ 強度・耐久性の向上。(アルミの弱点を克服)
- ノンスティック加工⇨ 焦げつき防止。
- ATS加工⇨ 熱伝導率向上。(チタンの弱点を克服)。
その他の選び方
収納性
山や旅でクッカーを使われる方はバックパックに収納する際に、なるべくかさばらないようこの収納性も一つの鍵になります。ガス缶やバーナーをクッカーの中に収納できる円柱深型は便利ですよね。
同じブランドの同じ種類のクッカーは、サイズ違いで重ねて収納できるものが多いです。
例えば1400mlのクッカーの中に、900mlのクッカー収納し、さらにその900mlのクッカーの中にガス缶とバーナーを収納するといった具合です。
最初は、1人で行くので一種類のクッカーで充分かもしれませんが、旅や登山を続けているうちに仲間と行くことになったり、もっと料理がしたくなることもあるかと思います。その時に自分のクッカーが拡張できるかがポイント。
なので、クッカーを選ぶ際にはブランドやモデルを統一して、サイズ違いのクッカーと組み合わせられるクッカーを選んだほうが長い目で見てもいいですね。
ハンドル
もう一つ買う際にチェックしてほしいのがクッカーのハンドルです。収納時にハンドルが邪魔になるようなものは避けましょう。ほとんどのクッカーは、ハンドルが折りたためるようになっているはずなので大丈夫ですが、、
僕が主張したいのは使いやすさです。買うときにはわかりにくいですが、実際に使ってみるとわかることがあります。調理をしているとハンドルが熱くなってしまうものがあったり、
大容量のクッカーなのに軽量化のためハンドルが小さく・細くなっていて、水や調理したものを入れて持つ際に指に食い込んで痛くなってしまうことがあるんです。
- クッカーの中に重いものを入れて、食べたり注いだりなど使うシーンの仕草をしてみる。
- ハンドルに断熱材(ゴム)がついてるか確認する。
最初はバーナーとクッカーをセットで買うのがオススメ
まだ登山を始めて間もなく、バーナーもクッカーも持っていないという方は、バーナーとクッカーのセットで売っているのがあるので、別々で買うよりお得です。僕も最初はセットで買いました!
ガス缶は別売りなので別で買いましょう!
自分にあったクッカーを見つけて自然と料理を楽しもう。
いかがでしたか?
クッカー・コッヘルの紹介をさせていただきましたが、本当に様々な種類がありますよね。どんなシーンで使うのか、何人で使うのかなどを考えて、自分だけのクッカー・コッヘルを見つけましょう。
またクッカーによって機能やできる料理が違います。アウトドア料理が好きになったら、色んなクッカーに手を出して新たな料理に挑戦していくのもいいと思います。
料理で山・キャンプ・旅を充実させていきましょう!
以上、ACTIBASEしょーまのクッカー・コッヘル紹介でした。
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