絶景の尾根歩きと高層湿原!7月の平ヶ岳で日帰り登山

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こんにちは、毎週登山しているアウトドアマンのしょーま(@shoma_act)です。

今回はACTIBASEの若者登山グループのメンバーとともに新潟県の日本百名山の一つである平ヶ岳で日帰り登山をしてきました!

平ヶ岳は一般的な登山道のコースタイムは往復11時間以上と超絶長いヘビーコース!その上、自然保護のため山小屋や避難小屋がなくテント泊もできません。なので「日帰りしかできない日本百名山の中で最難関」と呼ばれているのです!!

確かに辛かったけれども、池塘が散らばった美しい山頂や山々を見渡しながらの尾根歩きは本当に良かった。辛いを乗り越えた先には他の山では味わえない達成感、幸福感、絶景が待っていたのです!

そんな平ヶ岳の日帰り登山レポートです!

平ヶ岳について
名称:平ヶ岳(ひらがたけ)
標高:2,141m
場所:新潟県魚沼市、群馬県みなかみ町
駐車場:平ヶ岳登山口(無料/約30台)
コース:平ヶ岳登山口ー平ヶ岳(ピストン)
コースタイム:約11時間20分(登:6時間30分/下:4時間50分)
登山日:2019年7月13日

日帰り最難関!?平ヶ岳で日帰り登山

東京を深夜に出発し、早朝に平ヶ岳登山口へ。魚沼市鷹ノ巣地区の国道352号上に登山口があり、そこから下台倉山~台倉山~池ノ岳を経て平ヶ岳山頂に至るのが正規ルートでなのです。

山深いのは知っていたけど長い道のりだった。

30台くらい停められる駐車場にはトイレと登山届けポストとバス停があります。このコース上にはここにしかトイレがありませんので忘れずに

これが平ヶ岳の一般的なルートで今回僕たちも使うルート!往復約20キロとかなり長めの行程です。日の長い真夏に行くと灼熱でやられると思うので、紅葉の時期の早朝にスタートするのがオススメ。

ちなみに正規ルートである鷹ノ巣登山道以外にも登山ルートはあります。それが皇太子が登った「プリンスルート」。これが平ヶ岳山頂への最短コースなのですが、このプリンスルートを使用するためには、平ヶ岳の麓にある民宿に泊まらなくてはならないのです!

もちろん、そんな余裕も計画もない僕らは正規ルートを選択!

今回は僕を含めたこの5人で軽快に登山開始!樹林帯の中をグイグイ進んでいくと開始10分くらいで橋があります。まだみんな余裕綽々の笑顔。なんてたって今回の登山は往復コースタイム10時間以上なので最初だけでも楽しく行かねば。

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進んでいるとひらけた痩せ尾根が出現!平ヶ岳は樹林の中をただひたすらに歩いて行くイメージだったのでこんな場所があることに感動!周りに見える山々は幾重にも連なり遥か先まで続いていて、左右が切れている高度感も良い。

平ヶ岳なんだか楽しいぞ!

その後は永遠と続く急登のところどころにある垂直に近い鎖やロープの付いた箇所があり必死に岩などを乗り越えて行く。

尾根の後は木道ゾーン。展望のない樹林帯を進み白沢清水へ。台倉山からすぐの台倉清水と白沢清水はただの濁った水たまりでした。白沢清水を越えるとやがて森林限界を突破し、再び展望も楽しめます!

また尾根に出ると今度は背の低い笹ゾーン。ここも周りを見渡しながら歩けるので楽しい!振り返ると自分が歩いてきた道が見えるのも良いですよね!

ちょっと雲が多いけど周りの山々が見えて、ひたすら急登を登って行く途中の一休みに良い。これだけ長いコースなので途中で座らない小休憩を何度もします。その際にお菓子や行動食をすぐに取り出せるポーチやサコッシュがあるととても便利。

引き続き急登を登って行くとようやく山頂が見えてきた!ところどころに雪渓があるのが見えます!

ひらけた急な尾根を登り続ける。森林限界を超えた後の尾根はずっと景色がいいので空きない!晴れてたら絶景の中の尾根歩きが楽しめるはず!多分暑くて疲れるけど、、

そして遂に姫ノ池のある池ノ岳に到達!ここからは山頂の湿原地帯で美しい景色が見渡す限り広がっており、尾瀬をはじめ福島、栃木の山々を望むことができます。そしてここが山頂と玉子石方面への分岐がでもあります。

ここまでくれば山頂はもうすぐそこ!山頂付近は自然保護のため木道が延々と敷かれてめちゃくちゃ歩きやすい。

ここが平ヶ岳の山頂!大小の池塘がある高層湿原が広がっています!さらに平ヶ岳は高山植物も豊富な山で、この山頂部に広がる湿原では様々な種類の花が咲いています。秋はこの湿原一帯が草紅葉で色付き、夏とは違った絶景が楽しめます!

ちなみに紅葉の見頃は9月中旬~下旬頃です。

そしておきまりのみんなで棒とパシャリ。三角点がある本来の山頂は樹林に囲まれており特に何も見えません!山頂の絶景を見ながら一休みしたらきた道を戻ります!

辛いの先にある絶景!平ヶ岳の日帰り登山へ是非

ロングコースの平ヶ岳、行く前は長い辛い疲れるというイメージだけでマジで修行だと思っていたのですが、実際に行ってみると、確かに長いし大変なのだけれども、尾根歩きは楽しいし山頂の景色も良いしとにかくいい山だった!ひらけた尾根も遥か彼方まで続くトレイルも周りの山々も含めて素晴らしい山です!

体力に自信がある方は是非紅葉の季節に行ってみてくださいね!

登山に一緒に行く人が周りにいない、登山に行ってみたいけど不安という方はACTIBASE登山グループを是非ご利用ください。同年代の登山仲間がきっと見つかりますよ!

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しょーま

ACTIBASE代表。年間80日山にいる男。日本百名山登覇。成蹊大学卒業後、山にハマり過ぎて2年間務めた会社を退職&ACTIBASE設立。1000人の若者登山コミニティを運営。アウトドアブランド『仙』を立ち上げデザイナーとして活動中。2017年に自伝を出す。




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ABOUTこの記事をかいた人

ACTIBASE代表。年間80日山にいる男。日本百名山登覇。成蹊大学卒業後、山にハマり過ぎて2年間務めた会社を退職&ACTIBASE設立。1000人の若者登山コミニティを運営。アウトドアブランド『仙』を立ち上げデザイナーとして活動中。2017年に自伝を出す。