2018年1月23日に草津白根山(本白根山)の鏡池北火口から、予兆もなく噴火し、噴石によって複数の死傷者が出ました。
日本百名山にも活火山のものは、34個あります。
今回の草津白根山の噴火は、直前の予兆なしに起こった出来事ですが、
基本的に「山の噴火」には予兆があります。
登山する際に「自分がこれから行く山は本当に安全なのか?」ということも視野に入れて
気を付けて登山に行くようにしましょう。
目次
そもそも、なぜ噴火は起きるのか?
噴火する山のことを火山といいます。
火山が噴火する理由は、地面の下でマグマが作られているからです。
そして、たくさんのマグマが一ヶ所に集まった時、耐えきれなくなって地面に押し出されたのが噴火です。
火山の噴火と聞くと「ドカーーーン」という爆発をイメージしますが、それだけでないんです。
「爆発型の噴火」と「ドロドロ型の噴火」があります。
「爆発型の噴火」は、「ドカーーーン」と爆発して起きる噴火のことです。
マグマの粘り気が強いものが、爆発を引き起こすものが多いです。
有名な山だと、「雲仙岳(長崎県)」や「桜島(鹿児島県)」、「浅間山(長野県・群馬県)」です。
「ドロドロ型の噴火」は、爆発を起こさず、静かにマグマが流れるだけです。
マグマの粘り気はなく、さらさらしています。
有名な山だと、「伊豆大島(東京都)」です。
噴火の予兆ってどんなものがあるのか?
活火山であれば、噴火は起きます。
噴火はマグマが火山の地下に溜まり、次に上昇して地表に現れます。
これが噴火の過程です。
この過程の中で、マグマの移動と集積がいくつかの噴火の前兆を引き起こします。
噴火の前兆現象
- 地震>マグマが岩盤を破壊することで起こる
- 微動>マグマ溜まりで圧力が増加したり、マグマの移動で起きる
- 地形の変化>隆起や地割れなどマグマが地表に近づいてきたときに起きる
- 熱の異常>地下水の温度上昇など
- 火山ガスの変化>量や温度など
- 噴煙の変化量>煙が増える
参考:Wikipedia
日本には活火山が非常に多いです。
現在(2017年調査)では、日本の活火山の数は111とされています。
世界の活火山の7%が日本にあるんですよ。
日本は非常に火山活動が活発な山に囲まれている国なんですよね。
日本百名山の活火山は何があるの?
日本百名山の中で活火山は34個あります。(※同じ山でも場所で分別してます)
これらの噴火レベルや噴火警戒レベルに関して詳細を知りたい方はこちらのページを参照ください。
噴火の知識を知って登山をより安全に登ろう
登山は、雨や雪だけでなく、噴火にも気を付けなければいけません。
登山に行く前にしっかり正しい情報を入手してから登山に行くようにしましょう。
登山を楽しむためにも、道具の準備だけでなく情報(天気や噴火状況)の準備も重要です。
以上
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